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9月29日の中山っ子の給食

2023年9月29日 14時53分

 今日の給食は、栗ご飯、芋炊き、月見ゼリーと秋らしいメニューでした。

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 ところで、現在、中山地区は特産品である栗の出荷最盛期です。この中山栗の歴史について、「昔を尋ねて」(旧中山町教育委員会・昭和51年3月発行では、次のように記されています。

「中山栗の起源と黒岩山観音様 

 そもそも中山栗の由来は、今から三百七十年から八十年前、寛永年間徳川三代将軍家光の頃にさかのぼります。大洲藩主加藤泰興公が、参勤交代の際に、江戸詰め奉公人として、高岡在住の太兵衛という人がお供に加わり随行しました。

 太兵衛は当地産の栗を手土産として持参し、お側用人を通じて藩主泰興公に献上すると、大変喜ばれました。そして藩主は江戸到着後、将軍家光公にこの栗を献上したところ、家光公はことのほか喜ばれ、お礼の言葉をたまわり誉を高めたと言います。

 さて、奉公人太兵衛は無事勤めを果たして帰路に際し、浅草の観音様に参詣し観音様を持ち帰り、中山の黒岩山(くろたきさん)に奉斎しご利益を人々に与えたということです。」

 中山町高岡地区の黒岩山には、現在も観音様のお堂が残り、地元の方々に大切にされているそうです。

 地元産の栗を使った、栗ご飯おいしかったです。ごちそうさまでした。