150周年に関するお知らせ

2022年11月4日 14時59分

【学校だより令和4年10月26日号より】

臨泉(りんせん)小学校として誕生したのが1873年(明治6年)、今の泉町に学校があったそうです。その後1876年、出渕地区にも出聖小学校が誕生し、1907年(明治40年)には、中山尋常高等小として二つの学校が統合されました。

今からほぼ150年をさかのぼる明治6年というと、明治の草創期、福沢諭吉(ふくざわゆきち)、西郷隆盛(さいごうたかもり)、板垣退助(いたがきたいすけ)らが活躍していた時代です。教育分野では、学校の制度ができつつあった時代となります。

当時、内子町から伊予市までの間では、この臨泉小学校が唯一の学校だったそうです。創立期の校舎は当時の役所を借りて使用し、生徒数は30名、教職員2名との記録が残されています。初代校長は、大興寺の住職でもあった桑原探底(くわばらたんてい)という方です。

その後、大正・昭和中期にかけての校名改称を経て、1966年(昭和41年)頃までに、現在の校章、校歌、校訓が制定されました。千人近くの児童がいた時期もありました。

2005年(平成17年)には、旧中山町立中山小学校、野中小学校、永木小学校が統合され、新生中山小学校としての現在に至ります。

この歴史ある中山小学校は、たくさんの児童を育み、ふるさとや社会において活躍する卒業生を輩出してきました。開校百年記念碑には、「先人の偉業をしのび良き校風の伝承を祈って」と刻まれています。

今後も、先人の思いや伝統を受け継ぎ「ふるさとを愛し、たくましく生きる中山っ子」が育つように取り組んでいきたいと思います。

そして、来年度は、開校150年のお祝いを、児童、保護者、関係の皆様とともに、感謝と希望の気持ちを込めて、誇らしく盛大に実施できれば幸いに思っています。