<地域で学ぶ・地域に学ぶ> ~伊予中山ホタルまつり、「カワニナ」の捕獲~
「中山の自然・歴史・人」を通してふるさとを愛する気持ちを育てるための授業を進めています。
児童からは、「今の自分にできることは小さいけれど、ごみ拾い、飼育、環境保全などいろいろ取り組みたい。」「これからもこの町とホタルを大切にし、守りたい。」「ホタルまつりの後、『楽しかったな。』『やりきったな。』と感じた。これからも、中山のホタルのことを知らせて、有名にしたい。」等の感想が寄せられました。
インプットした知識を自分なりに整理し、地域の人(ホタルまつりの来場者)に向けてアウトプット(発信)することで、児童自身の自己有用感(誰かの役に立っているという実感)の高まりが見られました。
6月16日(火)には、子どもたちが実際に川に入って、ホタルの幼虫のエサとなる「カワニナ」の捕獲を体験しました。教科書だけでは得られない「本物の手触り」や「大人の真剣な思い」に触れることで、学びが深く、生きたものになります。
今後は、ホタルの幼虫の飼育にも学校で挑戦していく予定です。自分たちの手で卵や幼虫から育てるお世話を通して、自然のサイクルをより深く学ぶことを目指します。
伊予中山ホタル保存会の皆さんが、長年、ホタルの保護・養殖、幼虫の放流等、中山の豊かな自然を守る活動を続けてこられたからこそ、子どもたちはこのように貴重な体験を通して学ぶことができています。
本校が進める「中山の自然・歴史・人」を軸としたふるさと学習は、まさに「社会に開かれた教育課程」の体現と考えています。
地域の方々から深く学ぶ【地域で学ぶ】、ホタルまつりでのパンフレット配布や発表を通して学びの成果を地域社会へ還元する【地域への貢献】、そして今後の飼育活動を通じて環境保全の主体者となる【地域を創る】という一連のサイクルを今後展開していきます。
学校と地域が「ホタルの保護と児童の育成」という共通の目標を共有し、連携・協働することで、子どもたちは社会とのつながりを実感しながら、これからの時代を生きる「豊かな心」と「主体的に社会に関わる力」を育んでいます。さらに、出会った「中山の自然・歴史・人」や対話、交流を大切にしながら、中山を誇りに思い、大切にしていこうとする態度を育てていきたいと思います。